
採用ブランディングを高める!印象に残る会社紹介動画の作り方
採用活動のオンライン化が進む中で、企業の魅力を“視覚的に伝える”手段として注目を集めているのが会社紹介動画です。
しかし近年は動画活用が一般化し、ただ「おしゃれ」に仕上げるだけでは差別化が難しくなっています。
本記事では、採用シーンで効果を発揮する“印象に残る会社紹介動画”を制作するためのポイントや注意点を、人事・採用担当者の視点から解説します。
1. なぜ今、採用現場で会社紹介動画が求められるのか
1-1. 採用・定着・ブランディングのすべてに効果
会社紹介動画は単なる企業PRではなく、採用・育成・定着を支える「人事戦略ツール」としても活用できます。
-
採用フェーズ:社員の姿や職場の雰囲気を通じて“リアルな企業文化”を伝え、求職者の共感を促す
-
定着フェーズ:入社後のオンボーディングで企業理念を浸透させ、モチベーションを維持する
-
ブランディングフェーズ:社外に向けて企業の想いや価値観を映像で表現し、ブランド力を強化
このように、1本の動画が従業員ライフサイクルの複数フェーズに波及する点が大きな魅力です。
1-2. “かっこいい”映像がもたらす心理的効果
採用動画における「かっこよさ」は、見た目の美しさだけを指すものではありません。
心理学的にも、人は感情を動かされた情報を記憶に残しやすいといわれています。
映像のトーンや音楽、テンポのよい編集が重なることで、視聴者は「この会社で働きたい」というポジティブな印象を抱きやすくなるのです。
2. 印象に残る会社紹介動画を作るための5つのポイント
2-1. 目的とメッセージを一本に絞る
採用動画を制作する際は、「誰に」「何を」「どんな印象で」伝えたいかを明確にすることが第一歩です。
目的が曖昧なまま情報を詰め込みすぎると、視聴者の記憶に残らない動画になってしまいます。
●例
-
新卒採用向け → 社員の想いや働く姿勢を通して“共感”を生む
-
中途採用向け → キャリアステップや成長環境を示して“信頼”を得る
-
ブランド発信向け → 理念や価値観を視覚的に表現し“世界観”を伝える
1本の動画で伝えるテーマは1つに絞り、見終わった後にどんな印象を残したいのかを逆算して構成することが重要です。
2-2. ターゲットを明確に設定する
同じ採用動画でも、新卒と中途では響くポイントが異なります。
●ターゲット
(1)新卒採用
重視すべき要素:企業理念・カルチャー・成長環境
(2)中途採用
重視すべき要素:仕事内容・やりがい・柔軟な働き方
(3)リファラル採用
重視すべき要素:社員同士の関係性・リアルな雰囲気
ペルソナを設定し、「自分の未来を想像できるか」という視点で構成することで、視聴完了率や応募意欲を高められます。
2-3. 品質を担保する映像・音響演出
採用動画において、映像と音声の質は企業の信頼感を左右する要素です。
撮影技術や照明、音声の明瞭さに妥協すると「この会社は細部にこだわらない」という印象を与えかねません。
高品質な動画に仕上げるには
-
自然光を活かした撮影や安定したカメラワーク
-
メッセージに合ったBGM・ナレーションの選定
-
編集でのテンポ感・モーショングラフィックの活用
これらを意識することで、“プロらしさ”が伝わる仕上がりになります。
2-4. ストーリーで企業の想いを描く
![]() |
株式会社ホープン 次長 |
---|---|
人事の“困った”を紙・動画・Webで企画からアウトプットまで。
人事の視点×制作力で課題をカタチにする人事に寄り添うクリエイティブパートナー 営業・制作経験と人事目線を武器に採用・研修・社内広報をホープンはトータルでサポート。採用・教育・社内施策を実現し「人事の悩み」を企画力とクリエイティブで解決。採用担当のリアルも踏まえながらお客様の課題を解決すべく専門チームを作り提案します。 |
専門家コラムナンバー
- 採用ブランディングを高める!印象に残る会社紹介動画の作り方 (2025-09-29)
- 新人が潰れる職場の特徴5選とは?いくつ当てはまる? (2025-09-11)
- 4コマ漫画「オンボーディング」/聞いていいのに聞けない空気 (2025-07-03)
- 4コマ漫画で「採用」あるある/あなただから一緒に働きたいんだ (2025-06-02)
- 選ばれるインターンシップとは?(後編) (2025-05-29)