リクルートワークス、アジアを中心とした世界13ヵ国で20代、30代の就労観を調査
[2013.04.12]
リクルートワークス研究所(東京・千代田区)は、アジア8ヵ国を含めた世界13ヵ国の20代、30代の大卒者の就・転職実態に関する調査を行い、その結果を公表した。
対象はマレーシア、日本、中国、韓国、インド、タイ、インドネシア、ベトナムなどの首都圏で働く大卒20代~30代。調査ではこれまでの転職回数や、初めての仕事を退職した理由、仕事をするうえで大切だと思う価値観などについて聞いた。
転職回数は、インドネシアが1.64回で最も多く、日本は0.87回で、13ヵ国中最も少なかった。日本を除く全ての国では、「賃金への不満」と「労働条件や勤務地への不満」が退職の際の大きな理由だったが、日本では、「賃金への不満」で退職するのは5.1%に留まっており、各国と日本の就労観に大きな違いがみられる。
(株式会社リクルートホールディングス発表のプレスリリースより)
グローバル採用が加速しているが、採用された外国人社員が日本企業独特の文化になじむことができるかどうかは、重要な問題。各国の若者の就労観を明らかにすることは、これらの問題を解決するための糸口にもつながるだろう。
『日本の人事部』編集部