佐川急便を傘下に持つSGホールディングスが女性を積極採用し、
顧客ニーズに対応。全て女性配達員で構成されるセンターも
[2013.02.06]
男性の仕事というイメージが強い運送業だが、佐川急便を傘下に持つSGホールディングス(京都市・南区)では、女性の積極採用を進めている。背景にあるのは、インターネット通信販売の拡大。仕事をしている一人暮らしの女性は朝や夜に荷物を受け取ることが多く、女性に配達をしてほしいという要望が強い。女性の積極採用のシンボルとなっている京都祇園の佐川センターは現在、センター長を除くと全て女性で構成されている。
同社は経営に女性の視点を取り入れたいという狙いから、「3年程度で女性が収益の3割を生み出せるようにする」ことを目標に掲げ、育児・介護既定の改定など、女性が働きやすい環境整備を進めている。(産経新聞)
同社のように女性の活躍推進を前提とした取り組みを行うことで、将来的には、女性ならではのきめ細かいサービスや気配りによる新たなサービスの提供も期待できるだろう。今後の展開に注目が集まる。
『日本の人事部』編集部