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「新卒採用」の注目ニュース

レジェンダ・コーポレーション
就職活動調査 2011年4月入社の新卒学生の追跡調査(10月度)

[2010.11.04]

レジェンダ・コーポレーション株式会社
2010年11月4日

 

人事総合ソリューション企業(採用・育成・人事労務)のレジェンダ・コーポレーション株式会社(東京都新宿区、藤波達雄・代表取締役社長)は、2011年4月入社を希望する学生の就職活動について動向調査を行いました。17,703名を対象に調査を行い、997名から回答を得ました(調査期間10月16日(土)~10月22日(金))。

2011年卒業予定の学生に、この1年間の就職活動の振り返りについて尋ねたところ、活動開始当初と現在での志望業界・職種の変化について「志望が異なる」と回答した女性は42.3%となり、男性より13.2pt上回る結果となりました。志望変化の理由は「志望業界で内定が出なかったため」というコメントが目立ち、活動をしていく中で、女性の方が男性より内定を得るために志望を変更させていく傾向にあることがわかりました。

また、就活中に不利に感じたことについて尋ねると「不利に感じたことがない」と回答したのは男性40.5%、女性25.0%となり、女性の方が何かしら不利に感じています。女性が不利に感じた内容は「性別」「学歴」「地域」と続き、いずれも女性が男性の回答数を上回りました。

2010年10月時点の内定率は男女ほぼ同程度でしたが、女性は上記のような様々な壁を感じる他、活動期間も男性より長く、女性の内定までの困難な道のりが浮き彫りとなる結果となりました。

<1. 志望業界・職種を変更した割合女性が13.2pt上回る。内定が出ず、男性より志望を変更する傾向。>
活動開始当初と現在での志望業界・職種の変化について「志望が異なる」と回答した女性は42.3%と、男性29.1%を13.2pt上回る結果となりました。志望変化の理由は「志望業界で内定が出なかったため」というコメントが目立ち、活動をしていく中で、内定を得るために女性の方が男性より志望を変更させていく傾向にあることがわかりました。

【 Q. 就職活動開始当初に志望していた業界や職種は、現在の志望と異なりますか? 】
http://www.atpress.ne.jp/releases/17557/1_1.PNG

【 Q. 志望業界・職種を変更した理由を教えてください 】
※回答数357件より女性の回答を一部抜粋
http://www.atpress.ne.jp/releases/17557/2_2.PNG

<2. 「性別」「学歴」「地域」を不利に感じる人は、男性より女性がいずれも上回る結果に。>
就活中に不利に感じたことについて尋ねると「不利に感じたことがない」と回答したのは男性40.5%、女性25.0%となり、女性の方が何かしら不利に感じています。女性が不利に感じた内容は「性別」「学歴」「地域」と続き、いずれも女性が男性の回答数を上回りました。特に「性別」を不利に感じた女性は男性より33.8ptも上回り、3人に1人の女性が性別を不利に感じていたことがわかりました。

【 Q. 就職活動で不利に感じたことがあれば、それはどんなことでしたか?】※複数回答可
http://www.atpress.ne.jp/releases/17557/3_3.PNG

<3.「内定を得て活動を終了した」割合、男女ほぼ同程度の結果に。>
現在の就職活動の状況について尋ねたところ、「内定をもらったので活動を終了した」と回答したのは男性88.5%、女性87.1%となり、男女に大きな差はみられませんでした。

 

  全体 男性1 女性2 男女差(2―1)
内定をもらったので活動を終了した 87.8% 88.5% 87.1% -1.4pt

<4.女性の就活長く。男性と比べて早く就職活動を開始し、遅く終了する結果に。>
就職活動の開始時期と終了時期を尋ね、男女でその差を比較したところ、女性の方が早く活動を開始しているものの、男性より終了時期が遅いことがわかりました。女性の方が内定を得るまでの期間が長い様子が伺えます。

【 就職活動開始時期と終了時期について 】
※ 回答数「内定をもらったので活動を終了した」875名
http://www.atpress.ne.jp/releases/17557/4_4.PNG

【 レジェンダ・コーポレーションの見解 】
最近、就職活動の早期/長期化や、内定率の低下が社会問題として多く取り上げられていますが、とりわけ女性の方が男性よりも厳しさを感じているという結果となりました。これは、技術職や営業職に代表する(転勤を伴う)総合職の採用はやや回復傾向がみられるものの、(転勤を伴わない)一般職の回復は不透明感が残り、女性が一般職を志望する割合が高い傾向にあることが1つの要因だと考えられます。

また、企業側もダイバシティーの観点から女性の採用を進めているものの、その採用人数の女性割合は男性を上回っておらず、女性の方が性別で不利と感じる割合が依然として高くなっていることが推測できます。

今後、企業はグローバルで活躍できる優秀な学生を採用する傾向にありますが、学生自身がそれらの企業の期待に応えられるかが、男女を問わず、就職活動の成否をわけるようになると予測します。

マーケティングアナリスト 中津川 知江

【 アンケート調査概要 】

 

調査対象

: 2011年4月入社を希望する新卒学生17,703名
  (男性8,283名、女性9,420名)

調査方法 : インターネットによる調査(当社アンケートWeb サイトより回答)
調査期 : 2010年10月16日(土)~10月22日(金)
有効回答数 : 997名(男性494名、女性503名)

本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。


レジェンダ・コーポレーション http://www.leggenda.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月4日

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