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「新卒採用」の注目ニュース

26卒採用における会社説明会の実施実態調査

[2026.03.13]

会社説明会は「採用DXの空白地帯」?
6割以上がオンデマンド未実施、大手企業でもDX停滞

MIL株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:光岡 敦、以下 MIL)は、全国の人事担当者300人を対象に行った実態調査レポート『会社説明会白書2026』(以下、本白書)を公開しました。

本白書では、今まさに繁忙期を迎える人事担当者の業務実態と、これまで見落とされてきた「説明会DX」による効率化の余地を明らかにするものです。3月14日「採用の日」に合わせ、多忙な採用現場への感謝を込めつつ、人事の負担を軽減し、人事がより真摯に学生と向き合える採用環境の実現に向けたきっかけとして本データを提示いたします。


【調査結果サマリー】

  1. 悲鳴を上げる人事の現場。4割超が採用業務の進め方・働き方に負担感
  2. 会社説明会は「採用DXの空白地帯」。大手企業でも効率化進まず
  3. オンデマンド未実施が6割以上。リアルタイム開催が依然主流の実態
  4. オンデマンド活用を阻む壁は「成果のブラックボックス化」
  5. 人事が本来注力すべき「学生との対話」を最大化することが採用成功の鍵

1. 悲鳴を上げる人事の現場。4割超が採用業務の進め方・働き方に負担感

新卒採用業務の進め方や現在の働き方について尋ねたところ、「個人の負担でなんとか維持」「継続が困難」「早急な見直しが必要」と42.3%が負担感を覚えています。

また、月20時間以上の残業や休日出勤の実態について尋ねた結果では、いずれも広報解禁〜新入社員対応が重なる3月・4月に集中しており、年間で最も負担の大きい時期と言えそうです。

2. 会社説明会は「採用DXの空白地帯」。大手企業でも効率化進まず

3月に集中する業務負荷を軽減するには、同時期に活発になる「会社説明会」の効率化が重要です。
しかしながら、採用工程別のDXツールの導入状況を尋ねたところ、「会社説明会のDX」は進んでいない状況が見えてきました。

特に興味深いのは、「従業員規模1000名以上」の大手企業はDXツールの導入状況において、「従業員規模100名未満」の企業に比べて会社説明会以外のどの工程も10pt以上の差を付けているのに対し、会社説明会だけは6.5ptしか差がなく、大手企業においても会社説明会のDXがそれほど進んでいない実態です。

3. オンデマンド未実施が6割以上。リアルタイム開催が依然主流の実態

Zoom等のツールを利用したオンライン形式を「実施したことがある」と回答した割合は76.4%に上りました。引き続きの継続意向も57.7%と高く、コロナ禍以後、オンライン形式での会社説明会は急速に普及し、定着したと言えそうです。

一方でYouTube等を利用して、事前に録画・編集された会社説明会の動画を自由なタイミングで視聴してもらう「オンデマンド形式」については反対に、オンデマンド形式を「実施したことがない」が63.7%と過半数を占めます。
ここから依然として「会社説明会=リアルタイム開催」という認識が主流であることが伺えます。

開催したことのある時間帯についての質問では、特に13時〜15時に集中している傾向も明らかになりました(平日は66.3%、休日も56.3%と同時間帯に集中)。

リアルタイム開催前提であるがゆえに、事前事後対応の時間も含めて予定を立てる場合どの企業も日中の限られた時間でしか開催できず、開催回数を担保するために休日返上で説明会を行う。そんな様子が伺えます。

4. オンデマンド活用を阻む壁は「成果のブラックボックス化」

オンデマンド形式を「実施したことがない」「実施したことはあるが、現在は行っていない」と回答した人を対象に、実施しない理由を尋ねた結果、「対面重視で必要性を感じない」という回答に次いで、「成果が見えにくく、実施・継続する価値が判断できないため(35.5%)」が挙げられています。

オンデマンド説明会の継続実施意向がわずか23%にとどまっているのは、ただ動画を配信するだけでは、誰がいつどこまで見たかなどのデータが把握できず、その成果や有効性を判断できないために活用が進まないことが要因と考えられます。

5. 人事が本来注力すべき「学生との対話」を最大化することが採用成功の鍵

「もし説明会工数が50%削減できたら何に時間を使いたいか?」という問いに対し、最も回答が集まったのは「応募学生一人ひとりへの個別フォロー・コミュニケーション」で41.0%。次いで「内定者フォロー・内定承諾率向上の施策」が35.0%という結果に。
新卒採用の通年化・長期化が進む中、人事担当者は学生一人ひとりとの接点をいかに深め・繋ぎ止めるかが大事になってきていることを強く感じ取っているものと思われます。


有限である人事のリソースを、どこに投下すべきか。
唯一DXが停滞している「会社説明会」を自動化することは、単なる効率化に留まりません。
それは、人事担当者が真に注力したいと願う「学生への個別フォロー」という、最も付加価値の高い時間にリソースを充てるための決断であると、MILは考えています。
本レポートが、会社説明会のあり方を見直し、改めて考えるきっかけになれば幸いです。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査 ※調査実施は株式会社クロス・マーケティングに委託
調査期間:2026年1月19日〜1月21日
調査エリア:全国
有効回答:「新卒採用業務に関わっている」かつ「担当業務に会社説明会が含まれる」と回答した採用担当者300名


◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(MIL株式会社 /3月13日発表・同社プレスリリースより転載)

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