26卒学生のインターンシップ、就活に関する実態調査
参加したいプログラム内容の1位は「業務の疑似体験」
約4割の学生は、大学1,2年時に「将来のキャリア」を意識した活動経験を持つことが明らかに
株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社の合弁会社:株式会社ベネッセ i-キャリア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:乾 史憲)が運営する、doda発の新卒オファーサービス「dodaキャンパス」は、「26卒学生(大学3年生・修士1年生)インターンシップ、就活に関する実態調査※1」を実施しましたので、結果をお知らせいたします。
※1 調査結果の各図表の割合は小数第2位を四捨五入しているため、合計値が100%にならないものがあります。
<調査結果サマリー>
【インターンシップ・オープンカンパニーについて】
・参加したい内容1位は「実際の業務を疑似体験できるプログラム」(80.9%)
・情報収集を始めた時期は、「大学3年生の4月」(34.5%)が最多。
・参加理由1位は「企業理解を深めるため」(56.2%)、2位は「業界理解を深めるため」(49.2%)という結果に。
・「6社」以上エントリーした学生は全体の32.1%。
・参加希望社数は、「10社以上」(23.6%)が最多。「5社」以上の回答合計が全体の6割を超えることが明らかに。
【大学1,2年時におけるキャリア意識について】
・将来のキャリアを意識した活動経験の有無については、37.1%が「経験あり」と回答。
・活動理由のトップは「働くイメージを持つのに役立つと思ったから」(45.6%)
<主な調査結果>
【インターンシップ・オープンカンパニーについて】
▶期待する内容
「dodaキャンパス」に登録している26卒(大学3年生、修士1年生)の学生を対象に、インターンシップ・オープンカンパニーに期待する内容について聞いたところ、約8割の学生が「実際の業務を疑似体験できるプログラム」(80.9%)と回答しました。2位は「企業や業界について知識を深められる講座」(42.7%)、3位は「企画立案や課題解決に取り組むグループワーク」(40.6%)となりました。
情報収集の開始時期については、1位「大学3年生(修士1年生)の4月」(34.5%)でした。
▶参加理由
参加理由については、1位「企業理解を深めるため」(56.2%)、2位「業界理解を深めるため」(49.2%)でした。3位は「本選考への優遇を受けるため」(46.6%)となり、これからの選考を意識してインターンシップ・オープンカンパニーに参加する学生が多く存在することが伺える結果になりました。
調査時点(2024年6月)のエントリー社数については、1位「0社」(20.2%)、2位「10社以上」(19.1%)、3位「6~9社」(13.0%)となりました。【図4】 また、エントリー社数「6~9社」、「10社以上」と回答した学生の参加状況は、「3社」(18.2%)が最多となり、「0社」から「3社」の回答合計が全体の6割強を占めています。【図5】 この結果から、これから(調査時点以降)参加する学生も含まれる一方で、エントリーはしたものの実際には参加していない学生が一定数いることが推測されます。
▶参加希望社数
参加希望社数については、1位「10社以上」(23.6%)、2位「5社」(20.4%)、3位「6~9社」(18.9%)となりました。また、「5社」以上の回答合計が全体の6割を超える結果になりました。
【大学1,2年時におけるキャリア意識について】
▶「将来のキャリア」を意識した活動経験
大学1,2年生時に将来のキャリアを意識して行動した経験があるかについては、全体の37.1%が「経験あり」と回答。 経験ありと回答した学生にその理由について聞いたところ、「働くイメージを持つのに役立つ」「仕事や業界について知りたい・考えたい」などが上位を占めました。また5位は「大学での学びと仕事のつながりを知りたかったから」(21.3%)となり、現在の学びが将来の仕事にどのように活かせるのかを意識しながら行動している学生も一定数いることがわかりました。
【就活について】
▶始めた時期、終えたい時期
就活を始めた時期の1位は「大学3年生(修士1年生)の4月」(37.1%)が最多となりました。24卒を対象にした2022年の調査では24.7%となっており、12.4ポイント増加しています。就活を終えたい時期については、「大学4年生(修士2年生)の6月」(29.3%)が最多となりました。
志望業界を絞りたい時期については「すでに絞っている」学生が全体の29.5%、選ぶ企業軸を定めたい時期についてもすでに定めている学生が28.6%となり、それぞれの項目において最多となりました。
dodaキャンパス編集長 岡本 信也 コメント
今回の26卒学生のインターンシップ・就活実態調査では、インターンシップ及びオープンカンパニーに期待する内容について、8割を超える学生が「実際の業務を疑似体験ができるプログラム」と回答。参加理由についても、「企業や業界理解を深めるため」が上位となっており、より「はたらく」のリアルを知る機会を求める学生が増えていることが明らかになりました。
また、参加理由の3位には「本選考への優遇を受けるため」がランクインしました。「大学3年生(修士1年生)の4月」に就活を始めた学生が2年前(24卒)と比べて12.4ポイント増加し、インターンシップの情報収集についても3年生の4月が最多となっていることから、多くの企業が7~9月に開催する「夏インターンシップ」への参加が、就活を進める上での大きなターニングポイントと捉える学生が増加している様子が伺えます。
今回の調査では、37.1%の学生が、就活本番期前の大学1,2年生時に「将来のキャリア」を意識した活動経験を持つことも明らかになりました。将来のキャリアを意識した行動や経験を通じて、「大学でのまなび」と「はたらく」の接続をより深く理解することで、自身の就活を前向きにとらえ、目指すキャリアに向けて主体的に行動する学生が今後ますます増えていくことが考えられるでしょう。
【調査概要】
調査期間:2024年6月17日(月)~6月23日(日)
調査対象:dodaキャンパス会員の大学3年生、修士1年生(26年卒)
調査方法:Webアンケート回答方式
有効回答数:461人
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ベネッセ i-キャリア/7月12日発表・同社プレスリリースより転載)