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「新卒採用」の注目ニュース

【新卒採用広告についての学生調査】早期から採用広告は見られている 2年後期までに「広告を意識する」学生が半数以上「インターン」「早期選考」に興味関心

[2022.06.29]

株式会社インタツアー(代表:作馬 誠大、本社:東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービル南館)は、22卒~24卒学生を対象とした調査『就活における広告についての調査』の結果を発表しました。
同調査では22卒~24卒学生を対象として、採用広告を見ている学生がどのように認知し、どのように反応しているかを調査しました。広告を気にし始めた時期や、広告を見たメディア、広告を見た後の反応や広告のクリエイティブ(キーワード、ビジュアル)などを調査しています。(調査時期:2022年3月16日~3月22日、有効回答数:575名)
調査結果では、新卒採用広告「見た」学生が88.3%「気になる」学生が57.3%となったほか、SNS広告の効果が高く、「インターン」「早期選考」に興味関心が高いことなどがわかりました。

新卒採用のイベントなどの募集方法として、企業が直接メディアに広告を掲載するケースが増えています。特に広告を掲載しやすいソーシャルメディア(SNS)が増加しているほか、デジタルサイネージや電車広告などの手法の活用事例も珍しくありません。
当調査では、22卒~24卒の学生を対象に、採用広告を見ている学生がどのように認知し、どのように反応しているかを調査しました。広告を気にし始めた時期や、広告を見たメディア、広告を見た後の反応や広告のクリエイティブ(キーワード、ビジュアル)などを調査しています。

調査結果のポイント

  • 新卒採用広告を「見た」88.3%。広告が「気になる」学生は2年後期までに57.3%
  • 新卒採用広告のメディアはSNS広告の効果が高い
    -採用広告を見た/クリック・検索ともに「Instagram」がトップ、Youtube、Twitter、LINEが続く
    -SNS広告を見て「後で検索した」59.0%、80%近くの学生が「記憶に残った」
    -新聞や電車広告など「検索した」「記憶に残った」はSNS広告より20%ほど落ちる
  • 広告のキーワードでは「インターン」「早期選考」に興味・関心が集まる
    -広告を見て実際に参加したのは「説明会」が最多。オンライン化によって参加しやすくなった
    -学生は働く環境に関心が高いが参加ハードルが低い説明会を選んでいる


■新卒採用広告を「見た」88.3% 、広告が「気になる」学生は2年後期までに57.3%
設問1では学生に、採用関連の広告を見たことがあるか聞きました。
88.3%の学生が「見たことがある」と回答しており、新卒採用関連の広告は大多数の学生が目にしたことがあることがわかります。
また、設問2では新卒採用関連の広告が気になるようになった時期を聞きました。最多の回答は「2年後期」39.4%で、「3年夏」15.9%、「3年春」13.2% 「2年前期」12.4%が続きました。3年夏までに広告を意識する学生は73.2%に上ります。現在の就活スケジュールは早期化が強まっており、2年生から就活をスタートする学生も増えています。この設問の回答も、学生の意識の変化が反映されたものと考えられます。


■採用広告を見た/クリック・検索ともに Instagram がトップ。YouTube、Twitter、LINEが続く
設問3・4では新卒採用関連の広告を実際に見たメディアと、その後の反応について聞きました。
閲覧が最も多かったのはInstagramで、YouTube、Twitter、LINEが続きました。一方、反応が多かったのはInstagram、YouTube、LINE、Twitterとなりました。この閲覧と反応の差異は、Instagramがわずか-0.6%だったのに対して、Youtubeでは-10.8%と差異が大きくなっています。Instagram閲覧者が最も広告に対してポジティブな反応を返していると考えられます。


■SNS広告を見て「後で検索した」59.0%、80%近くの学生が「記憶に残った」
設問5ではSNS、アプリ、YouTubeなど主にスマートフォン・PCから接するメディアの広告を見てとった行動について聞きました。
回答では「記憶に残ったので後で検索した」59.0%が特に多く、「記憶に残ったが何もしなかった」20.1%「興味がわかないので無視した」11.0%が続きました。広告を閲覧することで80%近くは「記憶に残った」としており、認知効果は高いものと考えられます。
一方、SNSで期待される拡散効果は「シェアしたり友達と話題にした」7.3%と低い回答にとどまりました。また、「不快だったので配信停止やブロックした」は3.7%の回答で、無視されることはあっても積極的にブロックなど忌避される傾向は少ないことがわかります。

■広告のキーワードは「インターン」「早期選考」に興味・関心が集まる
設問7では、広告のキーワードについて、どんな文言が使われている広告をクリックしたか聞きました。
回答が多かった選択肢は「インターン募集」47.5%「早期選考・特別選考」40.8%で、「説明会開催中」34.1%が続きました。「インターン」「早期選考」に学生の興味・関心が高いことがわかりました。直接的な企業のイベント募集以外では、「自己分析」22.5%が高い回答率でした。学生の多くは就活の中で何度も自己分析を行い、自分の就活の軸を固めていくため、就活の初期から中期を中心に興味・関心の高いテーマだと考えられます。


■広告を見て実際に参加したのは「説明会」 が最多。オンラインで参加しやすく
設問8では広告を通して申し込みや参加をしたことがある就活のイベントなどについて聞きました。
回答は多いものから順に「参加していない」45.0%「説明会」41.4%「インターンシップ」28.6%「特別選考」9.1%となりました。この回答は、設問7の回答内容(「インターン」「早期選考・特別選考」に興味・関心が高い)と食い違って見えます。多くの学生はインターンシップや早期選考・特別選考に興味が高く、クリックして内容を見に行くものの、実際の申し込みまで至っていない、と考えられます。一方で、説明会は比較的スムーズに申し込みに結び付いており、広告からの誘導では説明会が最も参加しやすくなっているようです。
この理由は、イベントによって参加のハードルが異なるためと考えられます。
インターンシップにはエントリーシートの提出など事前選考があるものも多く、「開催時期や回数が限られる」「一回当たりの拘束時間が説明会と比較して長い」傾向があります。また、早期選考・特別選考は本選考となるため、事前に情報収集や志望動機固めも必要です。説明会は、1回当たりの拘束時間が1~2時間程度で開催頻度も高く、オンライン開催の説明会も増えたため、気軽に参加できる環境となっています。これが回答順位の逆転となって表れたと考えられます。


<調査の概要>
22・23・24卒生対象 就活における広告についての調査
調査機関 株式会社インタツアー
調査対象者 インタツアー登録の22・23・24卒大学生
調査母数 11,504名(文系学生9,956名、理系学生1,548名)
回答数 575名(男性294名、女性281名)
調査方法 SNSを経由した依頼によるWEBアンケート
調査期間 2022年3月16日~2022年3月22日


<問い合わせ先>
株式会社インタツアー
担当:作馬、安田
TEL:03-6731-4455
E-MAIL:gsinfo@gssc.co.jp

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インタツアー / 6月23日発表・同社プレスリリースより転載)

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