2023卒採用活動の感触等に関する緊急企業調査(2022年5月調査)
[2022.05.27]
株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)は、全国の主要企業を対象に、 選考解禁を目前に控えた5月中旬時点での、2023年卒採用活動の現状やここまでの感触等を調査しました。さらに今夏のインターンシップ実施予定や2024年卒採用の見込みなど多岐にわたる項目を調査・分析しました。(調査期間:2022年5月9日~12日、回答数901社)
<調査趣旨>
コロナ禍3年目となる2023年卒採⽤戦線。採⽤意欲に回復基調が⾒られる中、企業の採⽤活動はどのように進んでいるでしょうか。
株式会社ディスコでは全国の主要企業を対象に、 選考解禁を目前に控えた5月中旬時点での、2023年卒採⽤活動の現状やここまでの感触等を
調査。さらに今夏のインターンシップ実施予定や、2024年卒採⽤の⾒込みなど多岐にわたる項目を調査・分析しました。
<調査結果>※一部抜粋
1. 2023年卒採用予定数(前年との比較)
- 22卒実績よりも「増やす」33.1%、「減らす」5.4%。コロナ禍による採用縮⼩からの回復基調が鮮明に。
- 従業員規模が大きいほど「増やす」の割合が高く、1000人以上の大手企業では4割超(44.0%)。
- 業界別では 「メーカー」「サービス」で「増やす」の割合が高い。
3. 現時点での採用活動の感触
- 「苦戦」が 4割を超え(計42.2%)、「順調」(計25.5.%)を16.7ポイント上回る。前年より「苦戦」が大幅に増加。
- 文系採用は「順調」と「苦戦」が拮抗するが、理系採用は「苦戦」が圧倒的に多く(計46.4%) 、その差が顕著 。
- 従業員300人未満の中小企業は「苦戦」が計49.1%に上り、とりわけ厳しさが目⽴つ。
5. ここまでの採用活動で感じる課題
- ここまでの課題で最も多いのは「⺟集団形成」。前年より大きく増え、6割超が選択(46.0%→61.2%)。
- 続く「選考中辞退/内定辞退」(54.8%)、「プレ期からのつなぎとめ」(47.3%)もそれぞれ増加した。
- 採用拡大に伴い、人数確保への課題感が強まっていることが読み取れる。
7-1. 今夏のインターンシップ実施予定
- 今夏(2022年6⽉〜9⽉)、インターンシップや仕事研究プログラム等を「実施する予定」は6割強(64.4%)。
- 1000人以上の大手企業では「実施予定」が8割を超える(80.4%)。
7-2. 実施予定の形式とプログラム
- 「対面形式のみ」「オンラインと対面の併用」を合わせて7割強が対面で実施予定(計73.2%)。 前年調査(計67.6%)より5.6ポイント増加し、対面での開催が増える⾒込み。
- プログラム内容で最も多いのは「仕事研究プログラム(就業体験を伴う1⽇以内のプログラム)」(59.8%)。
9. ジョブ型採用の導入状況
- 新卒においてジョブ型採用を「すでに実施している」企業は約1 割(11.3%) 。「IT」は、2割近い(17.7%)。
- 「今後検討したい」が約4割(39.4%)あり、現時点での導入企業は限定的だが、関心を持つ企業は少なくない。
<調査概要>
■調査対象 ︓ 全国の主要企業 14,323社
■調査時期 ︓ 2022年5月9⽇〜12⽇
■調査方法 ︓ インターネット調査法
■回答社数 ︓ 901社
■調査機関 ︓ 株式会社ディスコ キャリタスリサーチ
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ディスコ/5月23日発表・同社プレスリリースより転載)