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「新卒採用」の注目ニュース

「2022年度の新人研修」に関する実態調査

[2022.02.16]

大企業の人事担当者の77.2%が、コロナ第6波の拡大で「22卒新人研修」の実施を「不安視」
〜「オンラインでは、学習姿勢が受け身になってしまう」(50.8%)など悩む声〜

オンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を展開しているユームテクノロジージャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:松田しゅう平、以下、ユームテクノロジー)は、大企業(従業員数500名以上)の人事担当者101名を対象に、「2022年度の新人研修」に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。

<調査サマリー>
「2022年度の新人研修」に関する実態調査

  1. 2022年度新人研修、73.3%の大企業で「オンライン」を活用予定
  2. コロナ第6波の拡大で、2022年度の新人研修の実施に関して、約8割の担当者が「不安あり」と回答、最も多い理由として「新人同士の横のつながりを醸成しづらい」不安が6割以上
  3. 「今後オンラインの新人研修が主流になる」と予測した人事担当者の約4割が、「オンラインを活用した効果的な新人研修の方法論が確立できていない」と回答

 

<調査概要>
調査概要:「2022年度の新人研修」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年1月31日〜同年2月2日
有効回答:大企業(従業員数500名以上)の人事担当者101名


<調査結果詳細(一部抜粋)>
■大企業の2021年度新人研修、約8割は「オンライン」を活用
 「Q1.2021年度の新人研修はどのような形態で実施しましたか。」(n=101)と質問したところ、「全てオンライン」が27.7%、「オンラインと対面のハイブリッド」が50.5%という回答となりました。

・全てオンライン:27.7%
・オンラインと対面のハイブリッド:50.5%
・全て対面:14.9%
・わからない/答えられない:6.9%

■オンラインを新人研修に取り入れた人事担当者のうち41.8%は、「十分なフォローができなかった」と回答
 Q1で「全てオンライン」「オンラインと対面のハイブリッド」と回答した方に、「Q2.2021年度の新人研修では、研修後に学びを実践に繋げるための十分なフォローができましたか。」(n=79)と質問したところ、「全くそう思わない」が5.1%、「あまりそう思わない」が36.7%という回答となりました。

・全くそう思わない:5.1%
・あまりそう思わない:36.7%
・ややそう思う:25.3%
・かなりそう思う:27.8%
・わからない/答えられない:5.1%


■2022年度の新人研修も、73.3%が「オンライン活用予定」と回答
「Q5.2022年度の新人研修は、どのような形態で実施する予定ですか。」(n=101)と質問したところ、「オンラインでの実施」が21.8%、「ハイブリッドでの実施」が51.5%という回答となりました。

・オンラインでの実施:21.8%
・ハイブリッドでの実施:51.5%
・対面での実施:16.8%
・わからない/答えられない:9.9%

■コロナ第6波の拡大で、2022年度の新人研修の実施に関して、約8割の人事担当者が「不安」を実感
「Q6.コロナ第6波の拡大により、2022年度の新人研修の実施に関して不安を感じていますか。」(n=101)と質問したところ、「かなり感じている」が20.8%、「やや感じている」が56.4%という回答となりました。

・かなり感じている:20.8%
・やや感じている:56.4%
・あまり感じていない:10.9%
・全く感じていない:2.0%
・わからない/答えられない:9.9%

■コロナ第6波やオンライン研修における不安、「新人同士の横のつながりを醸成しづらい」が61.9%
Q5で「オンラインでの実施」「ハイブリッドでの実施」かつ、Q6で「かなり感じている」「やや感じている」と回答した方に、「Q7.コロナ第6波の拡大により、2022年度の新人研修の実施に関して、どのような不安を感じていますか。(複数回答)」(n=63)と質問したところ、「オンラインでは、新人同士の横のつながりが醸成しづらい」が61.9%、「オンラインでは、新人の学習姿勢が受け身になってしまう」が50.8%、「オンライン研修を0から設計する時間がない」が41.3%という回答となりました。

・オンラインでは、新人同士の横のつながりが醸成しづらい:61.9%
・オンラインでは、新人の学習姿勢が受け身になってしまう:50.8%
・オンライン研修を0から設計する時間がない:41.3%
・オンラインでは、研修効果を実感しづらい:41.3%
・オンライン対応が急務になった:33.3%
・その他:3.2%
・わからない/答えられない:0.0%


■「今後オンラインを活用した新人研修が主流になってくる」と74.2%の人事担当者が予測
「Q9.あなたは、今後「完全オンライン」や「ハイブリッド」など、オンラインを活用した新人研修が主流になってくると思いますか。」(n=101)と質問したところ、「かなりそう思う」が20.7%、「ややそう思う」が53.5%という回答となりました。

・かなりそう思う:20.7%
・ややそう思う:53.5%
・あまりそう思わない:12.9%
・全くそう思わない:8.9%
・わからない/答えられない:4.0%


<まとめ>
今回は、大企業(従業員数500名以上)の人事担当者101名を対象に、「2022年度の新人研修」に関する実態調査を実施いたしました。

まず、2021年度の新人研修について伺うと、約8割は「オンライン」を活用して実施したことがわかりました。一方で、オンラインを取り入れて開催した企業のうち、41.8%が「研修後に学びを実践に繋げるための十分なフォローができなかった」と実感していることが分かりました。フォローができなかった理由には、72.7%が「現場と密な連携ができていなかったから」と回答しており、他にも「本音の声をうまく拾えているかが判断できていない」や「本人に頼りすぎてしまった」などの理由も挙げられました。

また、73.3%が「コロナ第6波の拡大により、2022年度の新人研修もオンライン活用予定」ということがわかりました。その反面、約8割の人事担当者は、オンライン研修に不安を感じていることも判明。不安に感じる理由には、6割以上が「新人同士の横のつながりを醸成しづらい」、次いで5割強が「オンラインでは、新人の学習姿勢が受け身になってしまう」と回答しました。更に、オンラインでは「個人の特性がよくみえない」や「やり方が定まっていない」などの不安の声も挙がりました。

一方で、今後は「完全オンライン」や「ハイブリッド」など、「オンラインを活用した新人研修が主流になってくる」と74.2%の人事担当者が予測しており、その理由として「時間や場所などの制約がないから」が80.0%で最多の結果となりました。しかし、約4割の人事担当者からは、「まだ自社でオンラインを活用した効果的な新人研修の方法論が確立できていない」との声が挙がりました。具体的には、「対面をそのままオンラインにしただけなので、オンラインならではの工夫がまだ足りない」や、「教える側の認識不足」など、担当者側の「オンライン研修」の不慣れさを自覚している声が多数挙がりました。

今回の調査では、オンラインやハイブリットを活用した新人研修を多くの大企業が取り入れているものの、オンラインで実施するノウハウについて不安を感じたり、研修生からの反応に手ごたえを感じられないといった悩みが明らかになりました。コロナ禍における研修のニューノーマルとして、オンラインやハイブリットの教育研修の知識はもちろん、研修が実践に結びつくような研修後のフォローアップ体制についても見直しが必要でしょう。


◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(ユームテクノロジージャパン株式会社/2月4日発表・同社プレスリリースより転載)

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