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2010年10月7日
千葉商科大学

文部科学省の平成22年度「大学生の就業力育成支援事業」（就業力GP）に、千葉商科大学(千葉県市川市／学長 島田晴雄)が申請していた取組「一人ひとりの就業力を高めるCUC実学教育」が採択された。

　「大学生の就業力育成支援事業」は、社会的・職業的自立につながる就業力の育成に主眼を置き、全学的に教育改革を行おうとする意欲を持つ大学・短期大学に、国として緊急かつ強力に支援するというもので、441件の申請に対し、180件が選定され、千葉県内の大学では千葉商科大学を含む3件が採択された。

　同大が申請した取組の概要は、次の通り。

【取組名称】
「一人ひとりの就業力を高めるCUC実学教育」

【概要】

　千葉商科大学（CUC）の伝統である実学教育を充実させ、学生の多様化に対応し、一人ひとりの就業力を高める教育とキャリア・サポートを強化。1年次より、きめ細かく、面倒見の良い指導を実践し、自ら考え、積極的に行動し、他者と協力できる自立した学生の育成をめざす。


(1)実学教育の充実化

　本学の伝統である実学教育をもとに、就業力、ビジネス社会で活躍できる力を育む教育、キャリア・サポートを充実させる。
　本学では、各学部における専門教育をベースに、キャリアアップ科目、簿記の資格取得のための勉強会である瑞穂会、中小企業診断士プログラムなどの資格取得サポートを実施し、さらに、起業支援プログラムや特別講義などの就業力を向上させる実践型学習も実施している。学部の専門教育との相乗効果を発揮できるよう、これらをさらに拡充し、また、これらへの学生の参加を促すことで、より多くの学生の就業力を高める。

　(2)学生の多様化への対応＝１年次より、きめ細かく、面倒見の良い指導

　ユニバーサル段階における大学入学者の質・意欲・ニーズの多様化に応えるとともに、社会で、ビジネスで必要な基礎力を持った学生の育成を図る。
　全学部ともに入学から卒業まで４年間を通じたゼミナール教育を実施しているので、ゼミナールごとに、学生一人ひとりにきめ細かいキャリア教育、就職サポートを充実させ、各自の将来の希望に合わせて、必要な就業力の獲得を丁寧にサポートする。
　学生の学習状況（成績、単位修得）、資格取得、就職希望、課外活動、就職活動などを把握し、学生の就業力向上をサポートするために、学生一人ひとりにキャリア・カルテを作成し、適切なアドバイスを行う。さらに、このキャリア・カルテの情報をゼミナール担当教員とキャリア支援センターが共有することによって、より手厚く、適切な就職活動へのサポートが可能となる。また、１年次のインセンティブ教育である研究基礎、ユニバーシティ・アワーによって、入学後の早い段階からの就業意識の形成、大学での学習や資格取得の動機付け、履修上のミスマッチの解消を促す。

　(3)自ら考え、積極的に行動し、他者と協力できる自立した学生の育成

　学生自らが、目標を立て、その目標を達成するための課題を設定し、一定期間後に自己評価できるようなキャリア・カルテの開発・作成によって、学生の主体性、計画性、就業力を育む。さらに、学内には、瑞穂会や起業支援プログラムなど、学生が積極的、実践的に学び、就業力を高める機会が多様にあるが、就業力を実践的に高めるプログラムをさらに拡充し、それらへの参加をさらに促すことにより、より多くの学生の就業力を向上させる。
　就業力を高めるキャリア教育関連のイベントを複数のゼミナールで行うユニット・キャリア・ゼミを開始し、合同の企業見学、企業・業界研究などを実施することによって、自ら考え、積極的に行動、他者と協力できる自立した学生の育成を進める。

　(4)ＣＵＣ実学教育ネットワーク会議の新設

本取組の実施、キャリア・サポートやプログラムの充実化のために、ＣＵＣ実学教育ネットワーク会議を新設し、キャリアに関する専門家など学外の協力者との連携・協力を進める。

▼本件に関する問い合わせ先
　千葉商科大学 教育革新センター
　E-mail：jim-eic@cuc.ac.jp
　TEL：　047-373-9757　　
　FAX：　047-373-9944

　千葉商科大学WEBサイト：　http://www.cuc.ac.jp/