「みんなの就職活動日記」
2012年度新卒学生【IT業界】就職人気企業ランキングを発表
大手SIerから、ITサービス企業まで幅広い企業がランクイン
楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下楽天)が運営する、日本最大級のクチコミ就職情報サイト「みんなの就職活動日記」(以下「みん就」)は、2012年度卒業予定の学生を対象に調査した『【IT業界】就職人気企業ランキング』を発表しました。IT業界に限定した人気企業ランキングを発表するのは、昨年に引き続き2回目です。
今回の調査は、2010年12月13日から2011年2月9日にかけて、「みん就」に登録する2012年度卒業予定の学生会員を対象に、インターネットと就職フォーラム会場でアンケートを実施し、1,795名から回答を得ました。第1志望から第3志望の会社については、「仕事の魅力」「会社の魅力」「雇用の魅力」「採用活動の魅力」「職種の魅力」の5つの項目から志望理由を選択してもらい、項目ごとの分析を交えて「志望理由別」ランキングを集計している点が特徴です。
■□2011年度新卒学生【IT業界】就職人気企業ランキング□■
http://www.nikki.ne.jp/event/20110329
日本経済全体が不透明な中で、IT業界は、新卒採用を積極的に行っている数少ない業界の1つである。今後の日本企業の中でも雇用のパワーがある業界として、IT業界における人気企業ランキングを昨年に引き続き実施した。
【考察】
まず、全体的な特徴としては、上位10位までの顔ぶれの安定度が挙げられる。今年の総合ランキング10位までの企業の80%が昨年と同一企業である。調査対象の学生が昨年と異なるにもかかわらず、こうした結果となった背景には、学生の志向に大きな変化がなかったことがあるものと思われる。
上位10社は、大きくは3つのカテゴリーに分けることができる。まず、ヤフーやグーグルなどのB to CのITサービス企業である。2つ目は、幅広いITサービスを展開するIT大手企業だ。富士通、日本アイ・ビー・エム、NTTコミニケーションズなどがこれに該当する。最後は、IT業界でも人材採用を積極的に展開しているNTTデータや、野村総合研究所、伊藤忠テクノソリューションズに代表されるSIer各社である。
【代表的な企業】
まず、第1位は昨年同様、非常に強い人気を誇るNTTデータである。理系学生からだけでなく文系学生からも確実に支持を得て、昨年を超える票を獲得して2位以下を大きく引き離した。積極な採用活動を行い、数多くの学生と接触してきたことが高い評価につながった。2位も昨年同様、富士通がランクイン。採用活動のユニークさと、IT総合企業として、9位のNEC同様、サービス領域の広さなどが高く評価された。
4、5位は、昨年からそれぞれランクアップしたヤフー、グーグルがランクインした。
学生にも非常に身近なサービスを展開している点に加え、「社会に役立つ仕事が出来る」点などが学生に高く評価されている。また、伊藤忠テクノソリューションズは、商社系SIerのトップとして、初めて総合トップテン入りした。理系学生では6位、文系学生では10位と、バランスよく得票したことが要因であろう。
【IT業界】就職人気企業ランキングの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nikki.ne.jp/event/20110329
■総合ランキング
順位(昨年順位)企業名(票数)
1位(1位) →NTTデータ(780)
2位(2位) →富士通(550)
3位(3位) →楽天(450)
4位(5位) ↑ヤフー(449)
5位(7位) ↑グーグル(427)
6位(6位) →日本アイ・ビー・エム(426)
7位(8位) ↑野村総合研究所(NRI)(422)
8位(4位) ↓NTTコミュニケーションズ(375)
9位(11位) ↑NEC(日本電気株式会社)(365)
10位(12位) ↑伊藤忠テクノソリューションズ(342)
※11位以降は、ウェブサイトをご覧ください。
【調査概要】
調査主体:みんなの就職活動日記
企画協力:日経コンピュータ(日経BP社)
調査期間:2010年12月13日から2011年2月9日
調査対象:2012年度卒業予定登録学生会員
総回答人数:1,795人
調査方法:
「みんなの就職活動日記」上でのWebアンケート、およびみんなの就職活動日記主催の就職イベント会場での紙アンケートを集計
調査項目:
回答者には、IT業界のノミネート企業193社から、就職を志望する会社(7社以上10社以内)を選択。ノミネート企業については、選定時に新卒採用を行っている会社を候補とした。総合ランキングは、回答者が選択した志望企業(1人7社以上10社以内)の件数を合算し作成した。
楽天株式会社 http://corp.rakuten.co.jp//3月29日発表・同社プレスリリースより転載