リクルートキャリア、就職白書2015 -インターンシップ編-
~インターンシップ参加の学生は2014年卒より3.0ポイント増加の26.9%~
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳川 昌紀)のよりよい就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:岡崎 仁美)は、企業の新卒採用活動および学生の就職活動の実態、インターンシップの実施や参加の状況を明らかにするため、全国の新卒採用を実施している企業と、就職活動を行った2015年卒の大学4年生・大学院2年生を対象に、調査を実施いたしました。
このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
▼本件の詳細はこちらよりご覧ください。
20150406インターンシップ編.pdf
【インターンシップの実施状況】<企業>
●2014年度にインターンシップを実施した(予定含む)企業は55.5%と、2013年度の46.0%より9.5ポイント増加した。また、2015年度に実施予定の企業は58.3%と、2014年度よりも2.8ポイント増加する見通しである。
●実施目的について、「仕事を通じて、学生に自社を含め、業界・仕事の理解を促進させる」が88.8%と最も多く、次いで「学生に就業体験の機会を提供することで、社会貢献する」(64.7%)である。
●実施の際の苦労や懸念点として、「プログラムの企画・設計」(78.7%)、「社内協力者の巻き込み」(72.7%)を挙げる企業が特に多い。
●インターンシップの受け入れ部門を見ると、「人事部門」(54.7%)が最も多く、次いで「営業・販売部門」(29.5%)、「研究・開発部門」(27.1%)である。
●プログラム内容は、「通常業務でなく別の課題やプロジェクト」(51.1%)が最も多く、次いで「職場や工場の見学」(41.8%)、「社員の補助的な業務の一部」(40.4%)である。
●インターンシップ選考と採用選考基準との相違を見ると、「全く同じ」は22.5%である。また、選考基準が異なる企業のうち、94.7%は「採用の方が厳しい」としている。
【2015年卒学生のインターンシップへの参加状況】<学生>
●インターンシップ参加の学生は26.9%と、2014年卒よりも3.0ポイント増加した。
●参加目的は、「仕事理解」(67.3%)、「業種理解」(53.3%)、「企業・職場の雰囲気を知る」 (32.2%)の順であった。
●インターンシップ先を選ぶ際に重視したのは、「業種」(50.1%)、「インターン内容」(44.1%)、「職種」(32.7%)の順であった。
●インターンシップに参加してよかったと思う点は、「仕事内容を具体的に知ることができた」が68.0%と最も多く、次いで「業種について具体的に知ることができた」(56.9%)、「企業・職場の雰囲気を知ることができた」(37.4%)の順であった。
●インターンシップに参加しなかった学生の理由は、「インターンシップの内容に魅力を感じなかった」(40.0%)、「実施時期や時間が、自分の予定と合わなかった」(28.0%)、「採用選考上有利になると思わなかった」(22.7%)の順であった。
●インターンシップ参加学生の14.8%が、インターンシップ参加企業に入社予定。参加企業ではないが、同業種企業への入社予定が25.2%と、合わせて4割がインターンシップ参加業種へ入社予定である。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルートキャリア http://www.recruitcareer.co.jp/ /4月6日発表・同社プレスリリースより転載)