ベトナム 大学生の74%が就職を楽観視、専門家は戒め
ベトナムの大学生の7割以上が就職を楽観視している――。人材サービスを手掛けるアデコ・ベトナムと非営利団体(NPO)のアイセック・ベトナムが共同実施したアンケート調査でこうした実態が浮き彫りになった。国営ベトナム通信が報じた。
調査によると、回答者の74%余りが「卒業から1~4カ月で希望の仕事が見つかる」と考えているという。また、希望業種は会計、情報技術(IT)、金融の3つで全体の8割を占めた。
アデコ・ベトナムのニコラ・コノリー社長は、昨年の統計によると、実際に希望通りの業種に就職できた大学生は全体の20.75%で、採用に至るまでに6~9カ月を要したと説明。希望業種に就けないことも想定し、柔軟なスキルを身に付けることが重要と指摘している。
アンケートでは、回答者の半分近くが大学で学んだ知識が実際の職務上で役に立つことはないと考えていることも明らかになった。
アンケート調査はハノイやホーチミン市、中部ダナン市などにある80大学の学生2,657人を対象に行った。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ / 8月5日号より転載)