ビースタイル、「社会に出て初めて就く仕事が
結婚・出産後のキャリアにどう影響するか」アンケート実施
就活は『結婚・出産後を考えて』76.2%
~働く主婦から、就職活動に挑む女子学生へのメッセージ~
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』 (事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は、働く意欲のある主婦層を中心に、社会に出て初めて就く仕事が結婚・出産後のキャリアにどう影響するかについてアンケートを行いました。
「あなたは就活女子学生に結婚・出産後のキャリアを考えて就職先を選ぶことを勧めますか?」という質問に対し、「大いに勧める」または「少し勧める」という回答が合わせて76.2%となりました。
その他、社会に出て最初に選んだ方が良い企業規模、業界、職種についても尋ねました。これから人生で初めての就職活動に挑む女子学生のみなさんに、先輩たちからのメッセージをお届けします。
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数 : 277名 (既婚女性236名、未婚女性14名、既婚経験あり独身女性27名)
調査実施日 : 2013年11月22日(金)から2013年11月30日(土)まで
調査対象者 : ビースタイル派遣登録者/求人媒体『しゅふJOB』会員登録者
■調査結果サマリー
1.「社会に出て初めて就く仕事が結婚・出産後のキャリアに影響する」との回答が82.0%。
2.最初に選んだ方が良い企業規模は、「大企業」44.5%と「企業規模による違いはない」36.5%が拮抗。
3.最初に選ぶと有利な職種は「専門オフィスワーク」61.4%。業界は「医療・福祉」で37.5%。
4.就活女子学生に結婚・出産後のキャリアを考えて就職先を選ぶことを「勧める」76.2%。
※上記、項目の調査詳細は、こちらをご覧ください。
◎フリーコメントより抜粋
<大いに勧める・少し勧める>
・20代に考えていることと、30代では仕事やキャリアに対する考えが変わります(35歳既婚子供有)
・今結婚・出産の予定がなくても一応考えておいた方がよいことなので(37歳既婚子供有)
・出産をすると、気力、体力、時間制限、風評被害等々あらゆる壁が立ちはだかる(42歳結婚経験あり子供有)
・総合職第一期世代で、出産のためキャリアを諦めた経験があるから( 49歳既婚子供有)
・一番結婚出産を経る年齢時に企業によってキャリアを失うのはもったいないことである( 46歳既婚子供有)
・経済的な自立が人生の選択幅をひろげるから( 46歳既婚子供有)
・出産で産休・育休を取得しても戻りやすい職場は素晴らしいから(37歳既婚子供有)
・女性でも生涯を通じたキャリア形成を計画すべきだと思います(40歳既婚子供有)
<あまり勧めない・全く勧めない>
・結婚をしないかもしれないし先の事を考える前に自分のやりたい仕事につくべきだと思うから(37歳既婚子供有)
・結婚前は、本当にやりたい仕事をした方が良いと考えます(47歳既婚子供有)
・就いた業務や向き不向き、生活や考えは変化するので、何かに固執せずに働いたほうが良いと思うので(51歳未婚子供無)
<わからない>
・必ずしも結婚を視野に入れて就活することが、全ての女性に当てはまらないと思うから(48歳既婚子供無)
・結婚・出産後のことを考えて選ぶ仕事が必ずしも自分がやりたい仕事とは限らない可能性もあるため(38歳既婚子供有)
▼ビースタイル代表取締役三原邦彦のコメント(下記まとめポイント)
1.復職しやすい環境もポイントだが、仕事の基礎力と専門性をしっかりと身につけることが重要。
2.しかし、人の価値観は様々。結婚・出産に縛られすぎるのではなく、自分の意志を大切に。
◆61.4%の主婦が経理などの専門オフィスワークを結婚・出産後に有利に働くと回答しました。
業界については医療・福祉が 37.5%で1位。共通するキーワードは専門性です。企業規模においては、大企業45.5%に対して、規模による違いはないとの回答が36.5%で拮抗。理由は産休・育休制度の整備が48.7%と復職しやすい環境を重視する一方、研修の充実39.0%、マナーや社会常識37.9%と基礎力を重視する傾向も見られます。
結婚・出産後も働くことができるようエンプロイアビリティ(雇用される能力)をいかに磨くかが鍵になると考えていることが分かります。
◆先輩である働く主婦から後輩である就活女子へ。愛のこもったたくさんのメッセージが届けられました。
中でも多くの先輩が結婚・出産後のキャリアを考えて就職先を選ぶことを勧めると回答しました。しかし価値観は人それぞれ。「どんな業界・職種であれ自分を磨いていれば必ず何とかなります」「若い時は色々な事に挑戦して欲しい」など、勧めないと回答した人からも力強いメッージが届けられました。結婚や出産は、「将来なりたい自分になる」ために、考慮しておくべきではあるものの、それに縛られすぎず、自らのキャリアを考える上で大切なポイントのひとつだと捉えたほうが良いのかもしれません。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ビースタイル http://www.bstylegroup.co.jp/ /12月11日発表・同社プレスリリースより転載)