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内定ブルー
[ナイテイブルー]

「内定ブルー」とは、企業から内定を得て、就職活動に区切りがついた学生が、内定式の前後などに、「本当にこの会社でよかったのか」「この会社で活躍できるのか」といった不安や迷いに苦慮している状態を表す言葉です。結婚を控えた花嫁が漠然とした不安感に襲われる「マリッジブルー」になぞらえて、「内定ブルー」と呼ばれます。昨今、就職活動が強い売り手市場となったことで、かえって学生が自分のキャリア観を十分に深められず、内定を得ても、迷いや不安が生じやすくなっている傾向が見られます。
(2016/2/15掲載)

内定ブルーのケーススタディ

売り手市場ならではの不安や迷い、内定辞退も
内定者の9割は人事からの支援を待っている

内定が出て、就活を終えても、入社への迷いや社会人生活に対する不安を抱える学生が増えています。別の企業を選んだ友人と話して、「自分の選択は正しかったのだろうか」と心が揺れたり、内定者懇親会で同期らと接し、「自分はここでやっていけるだろうか、向いていないのではないか」と不安に駆られたり――。そんな「内定ブルー」にはまって うつ状態となり、せっかくの内定を辞退してしまう学生も少なくありません。強い売り手市場となった結果、複数内定を得る学生も多く、選択肢が増えたがゆえの迷いともいえるでしょう。かつての氷河期、超氷河期をくぐり抜けた先輩社会人から見れば、“ぜいたくすぎる悩み”と映るかもしれません。

しかし、企業の内定者フォローに特化したソーシャル・ネットワーキング・サービスを提供するガイアックスによると、学生は内定獲得後に意欲が低下しやすく、「9割の学生は人事からのアクションを期待している」といいます。だとすれば放置するよりも、手を差し伸べたほうが賢明だと言えるでしょう。なぜなら「内定ブルー」は、決して内定を得た直後の、一過性の問題とは言いきれないからです。

リクルートキャリア「就職みらい研究所」では2014年、若手社会人を対象にした「就職活動と入社後の就業に関する調査」を実施。それを基に、就職活動と入社後の活躍や適応との関係性について調べたところ、社会人になるための心の準備状態である「就業レディネス」の重要性が明らかになりました。つまり就職活動を通じて自分の長所や志向を深く掘り下げ、社会人としての自覚を持つことができたかどうかが、入社してからの満足感や離職意思にも関係してくるということです。これは、入社1年目に限らず、その後の就業状態にも影響します。就活を納得して完了し、社会人としての心の準備を充分に整えて、入社日を迎えることは、新人時代だけでなく、その後の働きぶりや組織への適応にもポジティブな影響をもたらすと考えられるのです。

内定は決して、就職活動、採用活動の終わりではなく、通過点の一つにすぎません。学生本人の「就業レディネス」が充分に整った時点が、本当の意味でのゴールとなるのです。企業には、内定を出した学生に自分のキャリアへの理解を促し、その志向に合わせた情報提供を行うなど、内定後の支援が求められます。

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