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専門家コラム

17新卒採用「サイレント辞退」と「サイレントお祈り」が課題

2016-09-28 テーマ: 内定者フォロー

株式会社ガイアックスでは、累計2,000社の利用実績を誇る内定者SNS「エアリーフレッシャーズ」において、2016年卒向けサイトの利用者である内定者(約3万人)と2017年卒の就活状況を分析し、内定承諾後辞退を巡る企業と学生の動向について調査しました。

 

ポイント!
■採用スケジュールの変更で就活準備期間が短縮化、判断材料不足で“決められない学生”も増加
■「オワハラ」の一人歩きで本音を言い出せない学生たち 安易な内定承諾で一時しのぎ
■本音を言い出せないままの「サイレント辞退」、戸惑う企業と一部の企業による「サイレントお祈り」の発生、企業と学生のコミュニケーション不足は深刻に

 

■選考解禁時期の後ろ倒しで就活準備期間が短縮化、決められない学生も増加

新卒採用において、採用情報や選考開始の解禁時期の変更が、この2~3年で相次いでいます。2017年卒は、採用情報解禁は昨年と変わらず3月、選考解禁時期は2016年卒の8月より2ヶ月前倒しの6月へ変更となりました。そのため、企業・業界の情報収集や自己分析、エントリーシート作成などに費やす時間が短縮され、学生は、就職活動準備が整わないままに選考ステップへと進まざるを得ず、また、内定を決める段階においても、入社の意思決定をするだけの判断材料が不十分であるため、結果、決められない学生が内定を複数保持し続ける傾向が見受けられました。2018年卒においても同じ採用スケジュールで進むとされており、学生は計画的な就職活動準備が、企業は入社の意思決定につながるコミュニケーションを図ることが、より求められると考えています。

 

■「オワハラ」の一人歩きで、本音を言い出せない学生たち 安易な内定承諾で一時しのぎ

売り手市場が続く新卒採用において、学生は一人当たり平均2.40社、複数社の内定を取得する学生は60%以上と言われています(※)。特に、2016年卒は、採用活動ルールがより拘束力の強いものとなり、選考解禁時期が8月に後ろ倒しに変更され、企業の内定出しが集中したことも重なり、学生の複数内定の保持と辞退を巡って、一部の企業による「オワハラ」(=就活終われハラスメント)が問題となりました。2017年卒は、一人歩きした「オワハラ」を警戒し、複数内定を保持していることや進路に迷っていることを企業に言い出せず、“とりあえず承諾しておこう”と安易に内定を承諾することでその場をしのぐ学生が増加しました。
※株式会社リクルートキャリア https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2016/160825-01/

 

■「サイレント辞退」に戸惑う企業、そして一部の企業による「サイレントお祈り」が発生、学生とのコミュニケーション不足は深刻に

安易に内定を承諾した学生は、その後ますます、内定辞退を企業に言い出しづらくなり、なかには、企業へ連絡をしないまま別の会社へ入社を決めてしまうケースも見られます。連絡もなく内定を辞退する学生(=サイレント辞退)や決められない学生の増加に企業も戸惑い、内定者を確保するために、追加で内定を出せるにように選考結果の連絡を遅らせるなどの対策(=サイレントお祈り)に舵を切る企業が一部で発生し、2017年卒は、内定辞退を巡る“サイレント問題”へと発展しています。このように、採用スケジュール変更や決められない学生による安易な内定承諾に起因する企業と学生のいたちごっこは、年々、双方のコミュニケーション不足に拍車をかけ、深刻化しており、内定後の双方のコミュニケーション機会の充実が鍵と言えるでしょう。

 

株式会社ガイアックス エアリー事業部長 チーフエヴェンジェリスト
導入実績2,000社を誇り、人事課題解決に特化した社内SNS「エアリー」の事業責任者。
”人財育成”をテーマに国内大手企業を中心に、200を超える社内SNSの導入・運用コンサルティングを担う。

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